今日は朝からぐったりです。
血圧も上がった気分なので、少し休みます。
昨日、4年前に市場で仕入れた4メートルヤマザクラ丸太をようやく作品づくりのために製材しました。
とはいえ、太い材木を縦に製材するのは結構大変です。4つに玉切りしておいた材木を倒れないように縦に固定して、エンジンチェーンソーの爆音を住宅街にまき散らせながら思い切って縦切りします。
硬いサクラ材を縦切りするのは、正直辛いです。機械の重さと振動、押さえつけるために相当の負荷を腕、足腰に掛けて・・・。
しかもチョークで線付けしただけの部分をフリーハンドでやっていくので、どうしても直線的に奇麗には切断できません。(作品作りの段階でバンドソーをつかって精密製材します)
午前午後、大体準備と後片付け含めて、6時間以上かかってしまいました・・・。
あの太かった丸太から、これっぽっちか・・・(-"-)
貧相な感じの長角材が4本出来上がりました。
普通、作品作りに適しているのは丸太の中心部分の「赤身」と呼ばれる部分で、辺縁部の「白太」と呼ばれる部分は薪などにします。
という訳で薪は沢山取れました・・・。
仕入れた原木市場は、少し前になくなってしまいました。閉鎖された事情は知りません。
しかし、仕入れから乾燥(ケヤキなどは~10年とか)→製材、→作品作りとワンサイクル経験してみて、、、、これはしんどすぎるなというのが実感です。
まずもって今のままでは十分な作業環境が確保できない。保管も大変(乾燥中に虫が入ってしまったりもします)
"そういう作業"に疲れ果てて、肝心の作品作りへの意欲がそがれる感じもしてしまいます(>_<) ←意志がよわい
加工材木を購入してくれば良いのですが、なんか、それはポリシーに反してしまうので、、、、
まぁ、思えば、遠い先人達が"山づくり"からはじまって、ついにそれを生活の糧として手に乗せるまで、忍耐、根気、そして感謝の気持ちを持ちながらやってきた現実の労苦、
そんなことを、この疲労感の中に想像できるのも、こんな今の時代の中で経験できるのも、有り難いことなのかなぁと、
ちょっと、納得と満足の一日ではありました・・・。