びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

憲法でたたかう

 まさに、今日この日に感じることです・・・。
 
 長崎原爆祈念日ですが、同時にソビエト(現ロシア)の一方的な対日参戦日でもあります。
 
 ソビエトはドイツとの戦争遂行の都合上、日本と「日ソ不可侵条約」を結び、一方日本は南方への侵略をすすめ、とうとう破滅的なアメリカとの戦争に向かいました。
 
 そのアメリカは2つの原爆で日本を滅亡一歩手前まで追い詰め、″正義″の名のもとに日本を屈服させて、西洋社会の″絶対的理念″を授けました・・・。

 
 「日本国憲法
 
 ″絶対平和主義″の理念
 

 よく、″憲法は権力を監視するもの″という話を聞きます。監視の主体は国民だと説明されますが、もし、その国民が好戦的だったらどうするのでしょう。監視する側が憲法の理念に否定的になってしまったら・・・。
 
 国民の半数以上が賛成すれば憲法改正ということにります・・・。
 
 なので、実は国民も監視されているのです。
 
 絶対性の下では、権力も民衆も関係ありません。
 
 これは、人間という″右にも左にも行く″生物が、その感情・意識の中に絶対性を夢想させて、その絶対性=平和であれば、何があってもそれに従わなければならない!
 
 ということにしたのです。
 
 世界思想での絶対性は神(ユダヤ教キリスト教イスラム教・共産主義共通)のことです。
 
 ところが、この神を祀る″宗教″では、完全平和を規定していません。なので、同じ神を奪い合う″兄弟喧嘩″を延々と続けています。
 
 なのに、アメリカは戦後、この″絶対理念″を日本国憲法に規定しました。
 
 幾千万もの犠牲者を出した熱病の直後だっただけに、″純粋な祈り″のような気持ちが、この憲法にプログラムされたのでしょう。
 
 その後の世界はどうでしょう。70年以上たってますが・・・。
 
 
 よく見ると、この神をまったく信仰していない日本人が、その理念を忠実に守って、人口1億を超える人々の平和を護ってきたのです。
 
 皮肉というか、奇跡のような話です。
 
 「キリストは日本人という平和の使途を地上につかわされた」と聖書には書いてないようですが・・・。
 
 このことは、アメリカ戦史、外交史上唯一の成功体験なのです。異教徒に神の理念を植え付け、本人以上に立派にやっている・・・。
 
 
 故に、世界の戦争、紛争、対立構造に日本が誘われ、巻き込まれようとも、「あなたたちが日本に与えた理想でしょっ・・・!」と、経済的利害を超越した絶対性を世界に切り返し、アメリカ人の大好きな″正義とやら″を、逆に教えてやる!
 
 そのような外交力を示して下さい。