びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

懲りない人々

 選挙絡みで原発問題も取り上げられてます。
 
 ここ数日の間に、興味あるニュースが2つ。
 
 ①極薄太陽光電池フィルム
 
 https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2109/10/news050_2.html
 
 従来の太陽光パネルの常識を革命的に変えるかも!
 
 極薄だけでなく、従来のガラス基板のパネルの発電効率の理論限界値を超える性能も期待され、従来のパネル型が設置場所の問題も指摘される中、それこそ衣服の表面に貼れるという驚きの環境適合性が特筆されてます。
 
 
 ②EV軽自動車の開発
 
 https://kuruma-news.jp/post/417517
 
 これは、″ようやく来たか!!!″と、感じます。
 
 軽自動車がいろいろな要因で普及している日本では、これは渇望されていたと言ってもいいのではと思います。
 
 すでに中国では製品化に注力していると聞きますし・・・。
 
 日産&三菱協同で来年には「SAKURA」の商標で登場させると発表されてます。
 
 気になるのは車両価格ですが、現行のハイブリッド型の軽自動車でも、諸経費、オプション加味で200万円を超えて、軽自動車の割高感がありますが、恐らく、このEV軽自動車も同程度の価格帯になるだろうという予測のようです。
 
 なんか、希望としては、EV軽自動車をあまり高級イメージにせず、現在の″お買い物クルマ″レベル、100万円代のグレードも作って欲しいところです。
 
 
 と、
 
 ものづくりを担う企業、研究者が、様々な社会問題、環境問題解決のためのテクノロジーを商品化して市場に供給しようと努力をしている現実があるというのに、今回の政界の″ボス選び″の様子を見る限り、半世紀も前の価値観でしかものを考えられず、これまた特殊利権の温存、しがらみと忖度まみれの、絶望的となった技術への固執をつづけてます。
 
 未来のエネルギーと環境問題解決の切り札として推進されてきた原子力政策が、スリーマイル島チェルノブイリ、そしてフクシマの取り返しのつかない現実を犯しておきながら、
 
 まったく懲りてません
 
 今回の自民党総裁選挙中に、やたら国の安全とか防衛とか、それをことさら強調している候補者がいましたが、殆ど、中国を念頭にしているようですが、、、
 
 過去に、日本は無謀な戦争を長引かせて、北海道の東、通称「北方領土」をソビエトに奪われ、77年かけても取り戻せません。
 
 「日本を取り戻す」とか自信たっぷり宣言していた首相がかつていましたが、まったくに笑えます
 
 福島第一原子力発電所がある双葉町を中心とする半径40kmの円の広さは大体5000平方キロメートルですが、この広さは北方領土とほぼ同じ広さです・・・。
 
 つまり、この国は、まぁ大体半世紀に一回は、それだけの国土を失う愚かな政治を繰り返しているわけです。
 
 
 昔、「日本は経済一流、政治は二流」、あれ、三流でしたっけ? というのがありましたが、これを借りれば、国民は四流だと思います。
 
 「民主主義の使い方」がまったく分らない、あのD・マッカーサーが云った、まさに「12歳の少年」並みだということです。