消費税の10%をめぐっていろいろ議論がありますが、やはり一番の課題は「財政健全化」です。
1000兆円をとっくに超えてしまった国家負債を今後どうするのかということ。
定年退職後、家計のことを考えるようになり、年金支給開始までのつなぎや、さらに年金だけでやっていけるかの試算などをしてみて、これまでの暮らしの在り方を変えなければならないのかと予想してみると、、、
現職で働いていた頃の収支を振り返ってみると、所得税や社会保障関係費、教育費の大きさにあらためて驚いた。
それに比べると、あまりにこだわりのない食生活や車中泊中心の旅行、趣味として殆ど自分でやってしまう家まわりのメンテナンスなど、これは意識しない節約となっていたと思う。
その生活レベル部分だけて想像すれば、年金でも最低限の生活はできるかも知れない。しかし年金額を超えて、現役時代支払っていたレベルの公的支出負担は不可能だ。
ところが「少子高齢化」で現役世代の負担が困難になっていているということで、“一億総活躍”の大号令が発せられている。
先日外出した際、スーパーの入口で、中年の電気屋さんが照明器具の取り換えをしていたが、腰の曲がった2名の高齢男性が慣れない感じのヘルメットを被って作業助手をしていた。
人手不足の日本中で見られる光景。
かくいう自分も体を動かす仕事をやろうとしている・・・。
さて、巨額赤字の国家財政をどうするか。膨大な社会保障、教育、公共事業、そして国防費・・・。
だから消費税の値上げ。
金持ちが負担するのでなく、全員で負担するということで、“総活躍”という明るい感じで“みんなで背負いましょう”。
安倍が詐欺的にそれを教育費にもって行こうというのは、祖父母に孫の教育費を払わせようということと同じ。その安倍は実の孫を抱くことはないだろうから、老後はゴルフ三昧できるだろう。
いずれにしても、バラ色の年金暮らしというものはもはや期待できない。
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
と憲法第25条に定められているので、戦争でも起きない限り、生存はしていけるのだと思う・・・。