ものづくりに共通していることかも知れません。
例えば、陶芸では素焼きに釉薬をかけて窯で本焼きします。作者が意図したとおりの焼き上がりになるのか、そうならないのか・・・?
道を究めつつある人ならば、相当に接近できるのかも知れませんが・・・。
木工旋盤の場合、丸太から木どりして、その段階での木材の状態、様子から、完成品のおおよその予想を立てます。
究極、原木スタートの面白さは、製材品利用にはない楽しみがあります。
何れにしても、切削を進めるうちに思いもしないものが木中から出てきたりします。外から見えなかったひび割れ、虫食いのようなトラブルや、想像もしなかった様々な木理に出会って面喰います。
作品を商品にする場合、何か癖のある特徴が出てしまうと"訳あり品"として安くなったり、もしかしたら"希少品"として珍重されたり・・・。
私の場合、いまのところ商品を作ってませんので、何ともいえませんが、それでも「おおっ!これはっ」みたいなことは結構あって、人がなんと言おうが自己満足的な結果になることもあります。
大げさな話になりますが、これも「自然との出会い」なのだと思ってます。いい意味でも悪い意味でも・・・。
最近、怖い自然との出会いのニュースが多くて、とても心配になってます。