気が付くと金曜日になってます。
現職の頃の、くたびれながらもホッとした金曜日を思い出します。職業人には頑張ってしまう時間の経過の一区切りに金曜日がありました。週休２日制になってからですが・・・
定年退職して４年経過。
たしかに自由人は曜日感覚が薄れます。
朝は７時前後に起床して顔を洗い、新聞とテレビニュース、朝ドラを観ながら朝食を済ませ、８時過ぎあたりから、日常諸々に家事を済ませ、冬場であれば９時頃には作業小屋に陽を入れて暖め、特に予定がないと午前、正味２時間程度木工作業。
午後、昼食を済ませて昼休み。読み残しの新聞記事を読んで、１３時過ぎ頃に作業再開・・・
基本休憩取らずに、気が付くと時計は１６時前後。冬場だと日没も近いので撤収開始ですが、春になると明るく日中の暖気が残っているのでついつい１７時過ぎます。
とにかく、この１０年近くの間に貯木した材料がまだまだあるので、製材と旋盤加工等々の繰り返しで、、、完形するのに、一日せいぜい２個程度しか出来ず、それも結構いい加減な妥協の産物なので、本気でやったら、たぶん一日１個も無理かもしれなく・・・
せっかちな性分が災いしているのは確かで、
あせって仕事しているみたいな、完全に良くない状態
そして、
ああ、今日は金曜日か・・・
今の自分の生活にとって金曜日は特別な意味はなく、それでも現役の頃に染み付いたその″時計感覚″だけは残っているので、金曜日が何かのメーターになっていて、
ただ、唯一違うのは、昔と違って日常がさほど苦痛ではないので、金曜日のサイクルがめちゃくちゃ早い！
ああ、老後もあっという間に５年、１０年と経過してしまうのだなぁ、、と
多少違っても、″自由人″になった老後のみなさんも同じようなのか？と、
友だちがいないので、分かりませんが
幸い、どうやら、キチンと年老いていっている感じなので、
申し訳ないことに
恐らく、これは幸せな日々なのだと思えます。
工具の騒音を近隣にまき散らしているのではと心配しながらも、とにかく「世の中に迷惑は掛けたくない」、
できれば、何かやっておきたい。
この部分は、殆どの引退組の共通する部分ではないかと思います。
なので、
このような″思い″に付け込んだ犯罪、商法が広がっているのは残念なことです。
