体調を崩して家の中で休養
天気がいいので、窓辺に座って空を眺めています。
西からの風に乗って雲がゆっくりと流れていきます。
脇にスマホを置いて、AccuRadio で音楽を流して聴いてます。
次から次に雑用ばかり連続の日々で、一日一日が高速で過ぎてしまい、気が付けば退職してもう8年目になってしまい、年度当初の教員の人事異動発表に目を通しても知る人も殆どいなくなり・・・
自分の世界は一体どこにあるのだろうかと・・・
雲の流れを追っていくと、形容の表現もできない空のあり様の中に、一直線に天空を横切る雲が幾本か現れる
飛行機ぐも
飛んでいく方向でだいたい行先が分かります
自然界の不定性
その中の人間活動の目的性 そんなことを考えながら
生きていることの意味に、なぜか〃やわらかい感情〃が起きます
その理由が、横で流れ奏でられている音楽だと気づきます
光と空気、そして音の交わりに、ヒトは深い感情の芽生えがあるのだと
世の中には多種多様な人の生き方があって、それぞれが、それぞれの目的性の中で生きていて、なかなか他人の思いなどに気持ちが行かないものですが、
今、眺めている大空の空気と水の流れ、そこにものすごい速さで進む人間の営み、こんなにスゴイことはないなぁ
太古より、対立的でありながら共存する自然と人間
この空に映る営みは、奏でられる音によって調和します
人間はよくも音楽を発明したなぁ と感心します。
今や居ながらにして音楽を楽しめる
自分の傍らでディオニソスの神が微笑んでいるなんて、
現代人はそれだけでも幸せだと思えます・・・