びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

亜熱帯気候

 こういう言い方はあまり聞きませんが

 日本はもはや温帯気候ではありません。
 
 春、桜が咲いて、端午の節句まで暖かく乾いた陽気の中で新人・新入生歓迎の行事があり・・・
 
 田植えの6月を迎えると梅雨入りとなり、湿った空模様続きの梅雨の晴れ間が爽やかの初夏の風を感じさせ、「ジューンブライド」のような言葉の響きもあり・・・
 
 7月上旬は梅雨明け予感の夕立があり、下旬には梅雨明け十日と呼ばれた夏空の夏休み本番を迎え、臨海、林間学校、夏合宿、海、山に若者たちの歓声が聞こえます・・・。
 
 お盆の頃には、午後から夕暮れにかけてのひとときにスイカなどをほおばりながら、ヒグラシの鳴きはじめ、秋の気配の感触が頬を撫でます。
 
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 昔を懐かしんでいる訳ではありません。
 
 60年以上生きてきた時間の中で急激に起きてきた自然環境の激変を実感しているということです。
 
 上述したような、少し前の日本の季節の〃風情〃を、最近生まれた若者たちは実感できないでしょう。
 
 
 めぐる季節の中の、暦の上での年中行事は、温帯気候の規則正しい天候変化の中に生まれたもので、人間の営みもその時間の流れに従っていました。
 
 現在、
 
 毎年のように繰り返すようになってしまった、
 
 豪雨・洪水 豪雪 台風進路の変化、落雷、竜巻、雹害、
 
 日中に天候急変する日々・・・
 
 
 目を世界に転じれば、世界中で同様なことが起きていて、人々は真剣に「地球温暖化」を認定するようになり、その原因が人間の営みにあると気づく一方、必ず存在する、その意見に反論するおかしな人たちもおり・・・、得てして、そういう人たちが未だに戦争大好きで、人間社会を壊すことに邁進しています。
 
 なにか意味深です・・・

 
 日本全体が亜熱帯区分に入り、天候天気も変化し、植物・動物、自然の様相変化も不思議なことではなく、長い地球の歴史で考えれば、人類登場以前から自然の変動はあったので、今進んでいる、「人間が原因の気候変動」も、人間という自然存在を含めた変化であり、
 
 肯定も否定もありません・・・
 
 誤解を恐れず言えば、、、
 
 環境問題も、戦争も、人間が原因=だから人間が変われば何とかなる、という間違い を知るべしかと
 
 そもそも、旧約聖書の中に出てくるアダムとイブのあやまち、それは人間の罪(原罪)
 
 人間の罪→それを取り除きたい=信仰←→神からの救いの授け・・・はぁ?
 
 おかしな話です。人間を救いたいのなら、万能なくせになぜそんな欠陥物をつくったのか=万能なんかではない
 
 愚かな人間は、神の絶対性を騙って人から巻き上げる詐欺師を教祖と崇めてしまい・・・
 
 許される罪であるなら、逆説的には何をしても許される
 
 という、本質的に人間存在を絶対化する生物に進化したまでのこと・・・
 
 終いには、その絶対性の永遠化を信じて、不老不死のための生命科学・医学を信奉し、すがり、、、
 
 なんとも、哀れそのものの存在に・・・
 
 
 亜熱帯気候は悪い気候ではありません
 
 人間を陽気にさせ、日常を楽観的にしてくれます
 
 深刻に考えすぎて、真面目さが仇となる日本人にとっては、よかったのではないでしょうか。