これを読んでいる〃すべてのあなた〃のことです。
憲法を護ろうとする人たちを「護憲派」と呼んで、憲法の内容を変えようとしている人たちを「改憲派」と区別しますが、
実はこの表現は間違っています。
日本国憲法は「基本的人権」という個人の権利を規定していますが、一方で「国民の三大義務」も規定してます。
教育の義務
勤労の義務
納税の義務
つまり、権利と義務は対立ではなく、この二つの言葉は基本的人権のための両輪で、〃人間の中に調和的″にある事柄だと、自然に理解できます。
「権利を主張する者は義務も果たさなければなりません」
「義務を果たすものは権利を得ることが出来る」
皮肉なのは、納税の義務を果たさず、国民に義務ばかり押し付けようとする政治家が改憲派に多いことです。こういう人たちからは公民権をはく奪するべきでしょう。
ということで、憲法に書かれていることの殆どが、生活する人々が無意識に、当たり前にしていることが書かれてるわけで・・・、
最近、社会のひずみ現象なのか、セクハラ、パワハラ、カスハラ、、、こういうことが問題視されるのも、憲法規定の人権否定にあたることであるし、
労働者の低賃金を問題視して、団体交渉をするのも
大変なハンデによって生きるのも厳しい立場にある人を救済するのも
誰もが納税することで全体が支えあう・・・
そういえば、日本は税金が高いということで、海外に逃げる金持ちがいますが、当然に、そんな人たちにはこの国の権利など何も与えるべきではないでしょう。
さらに、自分の権力が絶対であるとして平気(兵器)で人を殺す独裁者なども、日本国憲法の真逆にいる連中ということになります。
そういうことで、日本国憲法は〃からだの一部〃のようにまじめに思える人々が、一番気にしていることは、
上記のような狂った独裁者が、平和憲法をうたって助け合う社会を護っている日本のような国、またはそんな日本の友好国に侵略行為をはたらくような蛮行に至った場合・・・!
です、、、
そんな時のため、子どもを育てる金額以上の金額を軍事的予算に回すべきでしょうか???
戦争になれば、大切に育てた子どもたちも殺されます。
そんな恐ろしく悲しいことを想像できるでしょうか?
現在世界で起きている紛争や戦争を見る限り、戦争は決着しません、このまま永遠に殺し合いが続きそうです。
話がもどります。
日本人はすべて護憲派です。この国の政治の精神の支柱である「日本国憲法」の中で暮らしています。
ベストでなくとも、考え得る最善の策は、「日本国憲法」をツールとする外交を展開し、その精神の正統性を世界に知らしめ、この国、日本への侵略の大義を相手に与えない世界的思潮を確立するしか道はありません。
残念なのは、現在の政権にそのような思考も知恵もなく、野党にもそのエネルギーを感じません。
唯一かすかな希望を感じるのは、これまで後ろにやられていた女性たちの中から、かすかな光のようなものが見えることです・・・。