びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

年金+2000万円問題  

 1ヵ月更新しないと、はてなブログから記事の″催促″が来るんですね・・・。これも寂しい老人が社会とのつながりを感じられる励ましなのでしょうか。ありがたいことです。
 
 それにしても、ぼっちゃん育ちの大臣の世間とのズレは凄いものです。
 
 このブログでも半年くらい前に書きましたが、年金暮らしの人が年金以外にそれなりの蓄えが追加的に必要なことは、老後に家計を把握している人ならば誰でも分かっていることで、現行支給される年金額は生命維持を可能とする最低限の金額であることを知ります。
 
 つまり、そのことを若い人たちに知ってほしいとのメッセージが″報告書″であって、そのために若年からの投資を促す、これは政策を忖度しているのに、″選挙に由らしむべし、真実は知らしむべからず″という、目先の問題のためにごまかそうという政治家のみっともない姿を露呈しているだけのことです。
 
 
 大学を卒業して、公務員並みの正規給与を得ている20代では、精一杯で月に2万円を蓄えたとして、年24万円×35年で840万円。これ以外に、ボーナス時の蓄えをプラスするとすれば、子育てなどがあったとしても退職時までに2000万円くらいは目指せるかもしれません。
  
 ところが、非正規雇者が増えてしまっている現状では、すべての若者がこの試算に到達するのは困難です。
 
 今、この″困難な立場″にある人たちの″政治動向″が分かりません。投票率が低い状態にあることは想像できます。
 
 ″政治なんて誰がやったって、何も変わらないよ・・・″
 
 低賃金でも、働けて、なんとか生活している間は、その程度の意識でいられます。
 
 昭和30年代生まれの私の世代は、今老後を迎えて生活実感としてこの問題に直面して、わずか10年前の世代と比べても月額で10万円から低い扱いを受けていて、しかも団塊の世代のような政治パワーがないことで、何の行動も起こせない惨めな世代の入口に立っています。
 
 ブログでため息をついている厭世的な意識にあるのは、もはや最低限の生活でもせめて平和な世の中は維持してほしいという願いです。
 
 人類という生物は、追い詰められると殺し合いをはじめる本能的性質を持っているので、とても心配です・・・。