びーすけ工房でひとやすみ

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あと5年で学校は変わる

 昔なじみの先生方と昼食。
 みんな50代半ば以上で定年も近い。今、公立高校も変化の時代。かつてのおおらかさが無くなって、進学校はより進学校に、私立なみにシフトチェンジ。困難校はより管理的な生活指導を強化。今、学校に行くと、朝から晩まで、授業の無い時間は職員室や準備室でみんなパソコンとにらめっこ。この15年、自分がめざして来た学校ITとはこんなことだったのか・・・、と。
 会えば昔を懐かしむ。これって終わりが近いってことか。この歳になって転勤、そして転勤。昔気質というのは、どちらかといえば組織力というより職人気質的に一つの学校で10年は頑張る感じ。マニュアルなどなく、キャラクターと経験がいのち。教員が大量に採用された時代もあったので、よくいえば個性派が多く、「えっ!」て感じのセンセイも結構いて、生徒にしてみれば理不尽な思いなどさせられながらも強く育ってたと思う・・・。
 と、こんな風な感慨をもってしまう世代も、いよいよいなくなる時代に突入する。学校もトップダウン方式で、現場で「議論はなし」の時代になる。職員会議で激しく議論をしないなどというのはとても信じられない風景なのだが、でも、すでにもう当たり前になっている。そして若い人たちには別に不思議でも何でもない。
 あと5年で学校は変わる。別に難しい話ではない。ある特性をもった人間達がごそっと入れ替わるのだから当然だろう。行政にとっては、ある意味やりやすい時代になるかも知れないが・・・。