「個人情報保護」がいわれて随分たつ。
住所、電話番号、性別、年齢、家族構成・・・
学校では印刷物の名簿はつくらなくなった。
でも、名簿は必要。
教務処理をパソコンでやるようになって、名簿は男女混合になって、
ITはいろいろな変化をもたらした。
分厚い印刷物の名簿を丸写しする人はいなかった。(何ページかコピーすることはあっても)
名簿がデータになって、小さなデータファイルに何百人もの情報が入ってしまって、これは危ないことになってしまった。
ということで、最初は「管理規則」で持ち出し制限。(許可制)
次に、「原則禁止」
しかし、それでも「情報紛失」は起こってしまった。あちこちで。
そこで、ハード&ソフト的セキュリティで外部メディアへの記録を不可能にする。
一般の教職員の事故はこれで殆ど起きなくなった・・・、と思う。
ただし、パソコンは使いづらくなってしまった。
教員は事務仕事以外にもいろいろな資料・教材をパソコンでつくるので、こういうパソコンでは仕事にならなくなった人も多い。
遂に、ハード・ソフト的セキュリティを突破する人も出てくる。ごく少数だが。
その突破方法もいろいろで、これが実におかしい。笑ってしまう。
確実にそういう人のITスキルは上がる。
そういう人は職場では中心的IT担当になっていくか、であった場合が多い。
でも、そのことでは、トモダチはいない。
そういう人は孤独なものだ。
こういう人たちが友達になれる学校社会になればいいと思う。