この人の怒りの原風景はどこにあるのだろうか。
橋下徹・維新の会の“船中八策”が出て、ここに来てやっと大騒ぎし始めてますね。
彼の労働組合つぶしにはエール送っていたような人たちが、自分にも鉾先向いてきたので、大バッシングはじめてます。
こっけいです。
大括りな言い方はバカにされますが・・・、これは、昨日書いた世代論です。
このままで行けば、失うものを何も持たない世代はみんな彼に着いていきます。
一度、日本全体がリセットされることを期待しているのです。
てっぺんにいる世代からは財産を奪い、
中間世代からは、自分たちをかろうじて守ってくれている社会制度を奪い、
そして、“糧の均衡”に向けて時代が動き出すと・・・。
労働組合つぶしも相続税100%も、そのことの、実にリアルな表現である訳です。
石原慎太郎は言葉では賛意を表しています。
自分との共通点を感じる部分があるのでしょうか。
でも、半分は自分には関係ないような素振りも醸してますね。
この人はちやほやされてきたぼっちゃんですから。
得体の知れないものには、実は臆病になるのかも。
石原政権は天皇制みたいなもの。なんだかんだいって、心配のない権力なのです。ちょっと元気な公家宰相みたいなものでしょう。
大阪の選挙の時、橋下に対しては、極めて辛辣な攻撃が加え続けられました。しかし、彼をまるで放埒(ほうらつ)呼ばわりしたことは、むしろ勲章を与えたようなものでしょう。
この人は、石原のようにちやほやされたくないでしょう。
いよいよすべてを敵に回して、そして、逆説的にすべてを味方にして、大きな賭に出ようとしている。
ただし、敵にも味方にもならない人々がいる。実は、その人々こそが、彼にとっての本当の味方であるのか、ないのか・・・。
その部分に対しての明確な発言はまで聞こえてきていません。