経団連の研究機関の発表によればです。
数字が並んでます。
「効果的な成長戦略を実施しなければ・・・」
どうも、今はその答えは無いということでしょうか?
試算のベースは、貯蓄や投資、生産効率などの今後の見通し。
女性の社会進出促進などを考慮した試算もあるようです。
現在最大の課題でもある財政問題を加えると、もっと悪くなるみたいです。
さて、こういうニュースは、今の若い人々にとってはどのような意味があるのでしょうか。
是非、あちこちで議論して欲しいと思います。
というのも、経済至上主義でやってきた「銀メダル世代」にとって、銅メダルも取れなくなることが“耐えられない”ことなのだとしたら、当のメダルを取れなくなる世代はどう考えているのかということなんです。
個の時代といわれて久しくなります。団塊の世代は今や集団老人パワーとなり、元気のない中間、若年世代が未来をおぼろげに感じています。
この世代にとっては、“このメダル”は絶対的価値ではなくっていることはは確かです。そういう意味でのモチベーションは高くないでしょう。
このことが試算に入っているかどうか知りませんが、これは全てが萎えてしまっていることを意味しません。
金色よりも薄茶色の方が美しいと思うことが、枯れてしまったことを意味するとは思えません。
薄茶色の“商品価値”を感じる人が確かに増えているということです。
私の予想では、短くてあと5年で、この国の価値基準が変化するでしょう。
変化しなければ、別の意味で先進国から脱落します。