びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

MEGAQUAKE巨大地震 第3回6月9日

 
 

 今週もNスぺです。


“大変動期”「最悪のシナリオに備えろ」


 命令口調になってます。
 
 
 でも、この番組を見たらこれは覚悟する気にもなります。
 
 
 最先端科学を駆使して追究している学者たちが次々出てきて、楽観的な話はひとつもありません。
 
 
 私たちは昨年の早春に、信じがたい映像をテレビを通して見ました。
 
 
 その後、現地を訪れた人々はこれから延々と続く復興の現実を目の当たりにしました。
 
 
「終わりのはじまり」という言い方がありますが、番組全体に、これから相当の確度で起こることが、全国民にではないとしても、相当数の人々に降りかかる災難となることを警告するシグナルが発せられています。


 こういう発信がされた時、人はやはり二通りの態度をとります。敏感に反応して、自分の生活周囲においていろいろな工夫を凝らそうとする人。一方は、もうどうしようもないでしょうと、無関心ではないが、いつもの生活を続ける人と・・・。
 
 
 後者の場合でも、関心はあるが、「そのため」に動く余裕がないなどの場合も多いので、心理的プレッシャーがない訳ではありません。
 
 
 健康診断で数年以内の健康危機を予知されるような結果が出た場合の気持ちにも似ているかも知れない。
 
 
 何かを改めるのか、放置するのか・・・。
 
 
 周囲の人々を見ていると、そのどちらも存在しているのですが、何となく後者の方が多いと感じるのは私だけでしょうか。
 
 
 しかし、一度事が起これば、その被害、損害に対して必ず責任問題が生じます。
 
 
 災害対策については、日常的に様々なアナウンスがされているので、自己責任を問われてしまう部分もあるとは思います。その自己責任についても殆どの人は納得もしています。
 
 
 しかし、昨年、そして現在も進行中の原発事故については、その責任問題が未だにうやむや状態で、唯一事故後の対応で当時の政府関係者が責められているだけです。
 
 
 まさか、「原発はこの民主国家の主権者である国民が肯定して来たことなのだから、全国民の自己責任である」のような空気が足下に敷かれてしまったのでしょうか・・・!!
 
 
 いやはや、自然の脅威も恐ろしいが、人間の自己肯定、自己責任、自己犠牲はもっと恐ろしい・・・。