びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

授業の窓

 
 
 11月中旬から半月もご無沙汰してしまいました。
 
 
 いろいろとあって・・・。
 
 
 
 ところで、
  
 
 世界史の授業がアメリカ史に入っています。
 
 
 建国が新しく、映像資料も豊富で楽しめます。
 
 
 独立をめぐるイギリスとの関係、植民地から合衆国へ。
 
 
 開拓の歴史と少数民族南北戦争と黒人の歴史。
 
 
 大自然
 
 
 米西戦争。早くも世界侵略の歴史へ。
 
 
 ハンバーガー、ハーレーダビットソン、コカコーラ、シリコンバレー・・・。
 
 
 安易に他人事のような授業の展開・・・。
 
 
 そして、しかし、日米戦。この辺は4年生の日本史に振りながらも、近代中国と日本、そして欧米との難しい国際関係、時間軸よりも空間把握のために“動く地図”が必要。
 
 
 国家紛争を個人レベルの利害対立にたとえながら、譲れることと譲れないこと。個人の価値観と国家の価値観。
 
 
 人が生きるための理念、それを支える信念。とにかく考えてみる。
 
 
 譲れることと譲れないこと。
 
 
 時間の流れは実はそれほど重要ではない。歴史空間も実は現代空間と大差なく、歴史は殆ど現在のシミュレーション。
 
 
 こんな小さな授業の窓からも、想像し、創造すべき未来への人間精神のみちすじが見えるのに、シミュレーターに乗って訓練をしている人々は、なぜシミュレータのプログラム通りの歴史しかつくれないのだろうか。
 
 
 少なくとも、世界に対して責任の大きいアメリカは、目先のお金を動かすプログラムを否定し、あえて不確実な方向性に希望を託したのではないかと思えるのですが・・・。