びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

俺が責任を取るから

 最近聞かない懐かしい響きです
 
 これは、おもに組織社会の中の"中間管理者"が吐くセリフです。

 企業業績を左右するような画期的発想をみつけた現場社員と、前例踏襲主義の保守的で頑迷な企業トップの間にあって、真剣に両者の利益を考え、見通せる人物が、自分の立場をかけて"実行決断"をする・・・。
 
 ドラマなどの主役がもっともカッコいい場面ですね。
 
 そういうドラマを観ていると、視聴者でも分かるような妥当性が"提案者"の側にはあるので、"バカな経営者"の滑稽ぶりも際立ち愉快になります。
 
 実は、この種のドラマは、勧善懲悪的な埋め込みがあるので、結論は見えていて、なので、実際は中間管理者にとっては賭けでも何でもなく、一方、特に中小企業社会ではバカでは企業経営つとまらないので、この種の企業内ストレスドラマは殆ど存在せず、
 
 (';')
 
 あるのは、政界、官僚体制、大企業・・・
 
 そんなところです。
 
 
 そして今、そこでは、もうこのセリフは絶滅していて、
 
 アホらしさだけが曝け出されているのですが、

 

 一方、私たちも、あくまで"視聴者からは出ようとしないので"、退屈なアホドラマを見続けることになります・・・