びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

うれしい悲鳴

 少し違う感じではありますが、
 
 このような大きなクリのかたまりをいただきました。
 

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直径約40cm。最近はあまり実がならないそうです。

 一個30kg超はあるでしょうか。
 
 樹齢は約50年、クリの平均的な寿命だそうです。

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年輪に触れると、その木がたどってきた歴史を感じられます

 以前原木市場で仕入れたヤマザクラの4mと重量的には同じくらいですが、こちらのクリの木の方が樹形にクセがあります。
 
 作品づくりのための木取りは難しそうですが、それ以前に乾燥のための長い時間、どうすればヒビ割れを防止できるかが問題で、それまでの置き場所の確保も普通の住宅では大変です。
 
 最低3年、できれば5年以上・・・
 
 林業では植えられた苗が商材になるのは次の世代・・・というように、長い年月がかかります。
 
 こうして切られた生木も、生きていた樹木が蓄えた水分が乾くまで、自然乾燥させる以上、じっと待たねばなりません。
 
 生木のまま旋盤加工して、完成した作品が、その後の乾燥で違う形に変形していくのを楽しむ人もいます。
 
 実は自分でも少し考えていて、自分の年齢を考えても待っている間にすこし「生木加工」をしてみようかとも思ってます。
 
 ということで、うれしい悲鳴は、新たな企みのはじまりでもある訳です・・・!