びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

パソコンプログラムと組織社会

 いいタイトルが思い浮かびません。


 数日前から、エクセルを使った新しい教務処理システムのプログラムを書き始めました。
 
 実は10年以上も前からこの仕事をやって来て、初心者の頃から作り始めたものを、継ぎ足し、継ぎ足しで形にして来ました。
 教務処理の中で、性格の異なる仕事を別々のシステムで構築した結果、最近になって、それを統合化しようとして随分と苦労してしまった。
 
 早い内に見切りをつけて、すっきり“新築”すればよかったのですが、そのシステムでもやって来られたので、必要性がなかったともいえます。
 
 世の中厳しいもので、ばらばらなシステムを苦労して統合化して、いかにもパッケージのようにしても、マーケットはそんなに甘くありません。
 
 これを使おうと思った管理者は、きっとシステム全体に見え隠れする試行錯誤の跡を見つけると思います。
 
 その部分は、開発者としては歴史であり、思い出であり、大切な記憶であるのですが、ユーティリティという観点で見れば、それは無用な部分であることは間違いありません。
 
 コンピュータプログラムは文学ではありませんから。
 
 やっと、見切りをつけられました。
 
 今、新しいものをつくりはじめました。
 
 最初につくるのは、全体をコントロールするオペレーション部分です。経験上、端末で何をやらせるのかは見えてますから、最初にトップをつくれます。これまでの、端末作業での注文からシステム考え、異なる麓(ふもと)を幾つもつくってしまったのとは逆です。
 
 ただし、その異なる麓は財産として存在していて、優れたトップによって、形を変えて活かされる時が来たともいえます。
 
 こうして、トップが能率的で快適なシステムを動かす要になれるということです。
 
 実に、かくありたいということでしょうか。

 過去に積み上げたものは無駄ではなかったと思いたいです。
 
 そして、しっかりと良いものをつくりたいと思っています。