3ヶ月の“試行錯誤”が一段落しました。
表計算ソフトエクセルで追求してきた汎用性のある教務処理ソフトの開発。
そもそも、私のようなアマチュアが作っているということがミソだと思ってます。
なかなかかゆいところに手が届かない民間ソフト、、それだけ各校まちまちの要求があるので、
エクセルのような誰でも使っているソフトで作ることに意味があるわけです。
学校LAN整備の過程でいろいろなハード業者が学校に来ましたが、マニュアルどおりしか仕事しない彼らには何も相談出来ませんでした。
民間ソフトを使用したこともありました。これは学校側に詳しい担当者がいないと動かせないということに行き着きます。
文科省が教務IT化と宣言しても、現場ではエクセルで“手作業”やっているのが殆どです。
私もそういう手作業エクセルをずっとやってました。
そんな中で、簡単なマクロ(自動化)を知って、勤務校の中で少しずつ進化して、Kdsystemになった訳です。
実は、同じような“進化”がどの学校にもあって、無数のガラパゴスが存在しているのが現状だと想像しています。
自分の好みでは、そういうのは実に面白い“自然環境”だと思います。他の学校ではどんな進化をしているのだろうかと、、、、その興味が情報収集となり、その情報の結果がKdsystemになったと思います。
しかし同時に、非常に生息に苦しんでいるガラパゴスの存在も知ることになり、自分の島の進化を、Kdsystemにして流しました。
これはまた大きな体験でした。一つの環境で育ったものは、やはり違う環境では難しい・・・。
もっと環境適応型に、そういう進化に思いが至るまで約半年。
さて、そしてそれから3ヶ月の時間を経て、本日Kdsystem7をネット上に放出しました。
これは売り物ではないので、正直責任という意味での重圧はあまりないのですが、しかし甘えは許されないとも思っています。
多くの、世のボランティア活動と同様、興味と心情、体力でやって来たことなので、もうこれで終わりということはあり得ないでしょう・・・。