びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

エンディングプロローグ

 変な言葉だなぁと思いつつも、少し考えてしまいます。
 
 これは英語なのでしょうか?
 
 あるとしたら、その邦訳は?
 
 
 "終わりのはじまり"
 
 "スクラップ&ビルド"
 
 "終わり良ければすべて良し"
 
 "別れと出会い"
 
 
 ことば探しはキリがありませんが・・・。
 
 
 "エンディングプロローグ"
 
 コロナ禍の今に持ってくると、
 
 ①これまでの社会システムの終焉の時が来た!
  ↓
 ★終焉のあとはどのようなことが起こるのか
 
 ②コロナを解決し新しいシステム構築のはじまり?
  ↓
 ★解決する方法と新しいシステムはほぼ同じ意味を持つ
 
 ③既成概念の見直しと混乱回避の時のはじまり!?
  ↓
 ★②と同じ
 
 ④過去の郷愁と決別、失った価値の再生
  ↓
 ★完全な修復は出来ないが、"バーチャル的"に具現化

 
 ・・・、私の思うこと・・・
 
 本質的には④しかないと思っています。
 
 例えば、あんな暴力的であった昭和を、今では邂逅的に美化してしまうコンテンツが出回っているように、人間は過去を肯定的にしてしまう性質があるので、今後は、"人間接触型の同機文化"が廃れて、過去から現在までに"ストレージ化されたもの"を個々人が再生して生活を構成する時代に入るしかないと思います。
 
 すでにこの半年、自粛に閉じ込められた中で、ネットを介していろいろな生活様式が模索されて、創造的な人は自分の端末にいか様にも素材を入手できて、自分なりの時間を創り出してもいます。

 もしかしたら、

「20世紀的であったこと」のすべてを放棄しなければならないことをコロナが教えたのかも知れません。

 あの20世紀型人間の暴力的振舞いが過去のものになっても、そのうまみをずる賢く引きずってきたような部分が、"肉体暴力"から"暴力管理"へと向かった時代変化、そしてその"管理主義"も人間を決して幸せにはしなかった、その結論とともに、そのことの全否定とともに、人間の関係性の劇的変化が近いうちにやって来るのではないか・・・
 
 という想像なのです。
 
 あらゆる権利はもはや権利でなくなり、義務は管理される義務でなく生存するためのみの条件となり、
 
 そして誰もが、それを受け入れざるを得ない世界がはじまるのだという、、、そんな予言が聞こえてくるようです。