ここ連日、厚労省の「勤労統計不正調査問題」が報道されています。
″成熟した社会″のなれの果てともいえます。
勤労者という言葉は、″勤勉に働く労働者″と表現できます。
この圧倒的多数の人々の尊さは、その存在なくして平和で満ち足りた社会は存在し得ないところにあります。
いま起きている問題は、その人々をないがしろにする″一部の連中″の罪悪のことです。
この連中は常に政権忖度してうごめいている輩で、″勤勉に働く労働者″の方は見ていません。
この連中がいる場所は社会の仕組みの「管理的部門」にあって、その使命は社会全体を平和で豊かにするという政治理念をバックアップし、万人がその恩恵を受けられるように仕事をすることです。
ところが、その万人を救済すべき制度に不正を加え、万人に違法な損失を与え、しかし結果とては、その損失の分を″誰かの利益につけ変える″仕事を公然とやっているのです。
具体的な真相は何もわかっていません。
以前の「もりかけ問題」と同じで、うやむやになります。
管理部門も″現場″です。そこに働く者たちにも働く者としての良きプライドが昔はあったでしょう。
しかし、今そこには恥しかありません。
万人が働く勤労現場をしっかり、がっちり下支えする使命を忘れ、おのれの保身にのみ血道をあげる、みっともない人々の集合体になってしまいました・・・。
AIの未来が語られています。
人の働き方とAIの関係ばかりが話題になっていますが、昔、ある高校で進学用に発行する調査書を教員が改ざんするという事件がありました。該当教員だけが懲戒処分を受け、職印を押す校長にはなんのお咎めもありませんでした。
今、ほとんどの学校で調査書はパソコン処理されて、発行物の改ざんは難しくなっています。しかし、システムの運用は人間がやっています。
これからは、これらのシステム管理も改ざん出来ないようにAIに管理させ、不要になった人員は削減すべきと考えます。
社会全体の管理部門の増大とその劣化が、社会全体の最大損失要因になっているのは明らかです。