「敵のミサイル発射基地などを自衛目的で破壊する「敵基地攻撃能力」の保有」
岸田内閣でも、このような妄論を本気で議論するそうです。
普通は″敵″が身構えるようなことは口に出さないのがズル賢い人間です。
そもそもこれは、そういう″狡猾なミサイル″を保有するということなのですが、実際の使用を想定すると、相手の先制攻撃を許してしまった後から発射しても意味がありません。
通常兵力による戦闘行為が発生しても、普通に考えてこのような兵器は使用できませんし、一方、もし自国の中枢が破壊されてしまうような決定的な先制攻撃発生時には、もはや意味のない戦備といえます。その戦備そのものも標的の一つにされてますから。
いつまでたっても、進化できない政治家達の迷走には吐き気がします。
戦争放棄の憲法規定
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★これは最高の理想・・・理想は護るべき
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But!現実に軍事侵略を受けたらどうする・・・国民の生存が脅かされる場合は
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★「生存権」を規定する憲法から考え、命を守るための正当防衛は違憲にならない・・・なので、自衛隊は合憲(専守防衛)と解釈
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but!もし敵が日本を攻撃すると予告、もしくはその″気配″を察知したらどうする
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★この時点で高い確率で国民の生存権が脅かされるので、″事前に敵基地を撃つ″としても合憲と判断できる?
ということなのですが・・・!?
相手が「企図」すれば、その段階ですなわち「攻撃とみなす」
企図=先制攻撃
こういう議論に引きずり込まれると、もはや憲法議論はできなくなります。
政治家は完全に憲法無視、というか、その能力なし、ということです。
企図=先制攻撃→これは真実です。つまり。企図させてはいけないのです。
どうすれば企図させずに済むか→それが政治家の最大の仕事!!!
こういう議論にならない議論がされ始めているのも、″中国のちょっかい″に反応している現場制服組の危機感に便乗して、「自衛力の強化=安全・安心」の大義名分で、戦争予算拡大のための方便、それは日米同盟に包括される防衛産業の利益拡大・・・
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今や、自民党政治家の至上命題になってしまってます
だからついでに憲法改正なのだと
★これも選挙の争点、もしかしたら最重要な争点かも知れない
私は感じるのですが、″戦争という意味″で最悪なことが起きたとして、改正されない平和憲法がそこに存在していたとしても、なんの矛盾もありません。
″敵国に企図させてしまう″のは憲法の責任ではなく、憲法理念を尊重して″命を懸けて最大限の外交努力″をし、戦争回避の最善の判断ができなかった政治家の責任であるのです。
歴史は証明してます。その後、政治家は存命し、国民の生命が奪われることが繰り返されます。現在もそういう愚かしい国が世界には存在しますが、日本もまたその仲間入りさせようと、「安全・安心」の呪文が叫ばれてます。
現在の憲法改正議論の正体は、これ以上でも以下でもありません。