びーすけ工房でひとやすみ

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ミニアメリカ

 大国アメリカは保守二大政党体制です。保守色の強い共和党と比較的リベラル色の民主党
 
 中間選挙や大統領選挙で話題になるのは、この2つの政党だけです。
 
 例えば、共産主義社会主義社会民主主義などは、その看板さえ見えません。
 
 
 アメリカとの戦争に敗北してしばらく、日本では日本社会党日本共産党など革新勢力と呼ばれる左派政党が、やっかいな内部対立を孕みながら存在してました。
 
 そのような動きの中で、保守側にあった自由党民主党保守合同して「自由民主党(自民党)」が成立します。
 
 戦後、日本はアメリカとの同盟関係を選択して今日に至ってます。自民党はこの同盟関係の推進者であります。
 
 一方の″左派政党″は、中国やソビエトなど世界の共産主義社会主義との関係性を含みながら、それぞれ日本での方向性を模索し続けました。
 
 戦後生まれの「団塊の世代」が学生時代などに展開した学生運動も、″そこ″に理想を抱いた者たちの″時代現象″でした。
 
 しかし、中国の文化大革命ソビエトプラハ事件などなど、それらの国々の幻滅させられる出来事の末、さらに高度経済成長の終焉とともに、左派的勢力は勢いを失い、国会でも″万年野党″、″反対のための反対″のような言われ方にさらされ、、、、そして、ついに大衆政党としての日本社会党は消滅しました・・・

 
 この結果、今日まで、2009年の民主党政権以外では、自民党がこの国の政治権力の座に居座ってます。
 
 国民にとって、どうして自民党が良いのでしょう。実際には、有権者の半分くらいしか投票に行かない選挙で、さらにその半分の得票で成立する政権ですから、国民の4分の1の支持だけで選ばれる政権なのですが、、、、

 

 ・・・ミニアメリカだからです、
 
 自民党は内部にいろいろ「派閥」を抱え込んでます。その物差しの一つに、保守とリベラルがあります。タカ派ハト派と呼ばれることもあります。
 
 ミニアメリカです
 
 日本人
 
 主義主張が弱く、事なかれ主義、人まかせ、前例主義で急激な変化が嫌い・・・でも、これまで″集団主義″、勤勉で忍耐強く、チームプレーで世界の資本主義の中で、こんな小さな島国がアメリカに次ぐ経済大国に・・・!
 
 いいじゃないですか、これで
 
 自民党の総理大臣は無茶はやらない、
 
 自民党の中にはいろいろな考え方が共存していて、健全だ
 
 アメリカの2大政党が、どちらの大統領になっても国が壊れることはない、いやなら4年で代えればいい・・・
 
 日本も自民党にまかせておけば、自民党の中で最も世論に受けている人が総理大臣になって、安定的にやってくれる・・・
 
 と、だいたいこんな感じになってます
 
 
 立憲民主党など、今も昔のなごりが少しだけある革新政党が激しく自民党に食いつく場面は、殆どが自民党アメリカから要求されてくる様々な厄介ごとに対して
 
 ようするに、アメリカが震源
 
 他の野党は、あってもなくてもあまり関係ない自民党の衛星のような存在
 
 
 なので、思います!、
 
 身内独裁で固めた″安倍政権はちょっと長すぎた″
 
 自民党の中の浄化力の低下は心配なことです。