こんな言葉は私たちの世代も殆ど知りません。
いわゆる右翼とか保守の人たちが使う言葉?なのでしょうか。
もともとは古代から、中国や日本の文献にも関連用語等が出てくる言葉なのですが、
何故か1930年代に日本の指導者によって海外侵略の正当化を目的に使われました。
1940年には、この年が皇紀2400年記念だとして、宮崎県宮崎市に「八紘一宇の塔」(現存)が建てられました。
1979年に昭和天皇宮崎訪問の際に歓迎祝典会場にされたようですが、昭和天皇は拒否したようです。
「八紘」は全世界、「一宇」は一つ屋根の下。
その一つの家を天皇が統治します。
戦前の日本の国家指導者が本気で世界征服しようと考えていたのでしょうか・・・!?。
でも、敗戦直前の頑なさ、狂気さを考えると真剣だったのかも知れません。
本日の表題の意味は、「八紘一宇けっこうじゃないか」という意味です。
日本国憲法の世界理念の普遍性を宣伝して、世界に外交船出する勇気を日本の指導者が持てるのなら、大いに結構です。
そもそも、自民党の人が「この憲法はアメリカの押し付け」だと言うのですが、ならば、まず張本人のアメリカにこの憲法を「押し付け返して」、今起きているあらゆる安全保障問題に道筋つければ良いと思うのですが・・・。