びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

誰でも入れるトイレの話

 本日、最高裁が興味深い判決を出しました。
 
 ある意味画期的な、人に言わせるとトイレに行けなくなる人が出ると怒っている人も・・・
 
 姿は男性でも心が女性であるという方が、「通常の女性トイレにも入らせろ」という裁判で、下級審から争われ、本日最高裁が〃それは認められる〃と判断。
 
 書き込みを見ると、「えーーっ!」と、つまり反対、疑問をもつ人が多い様子。
 
 でも最高裁の決定ですから・・・。
 
 最近、最高裁判断がリベラルっぽくなってますが・・・、そのことは横に置いておいて、

 
 家庭のトイレを考えてみますと、
 
 基本男女共用です。で、誰も文句いいません。せいぜい「お父さんっ!、おしっこひっかけないでよ!」、と娘さんが怒る風景が目に浮かびます・・・。
 
 家庭と公共トイレは違うと言われそうですが、、、
 
 そうでしょうか?
 
 そもそも、旅先などで公共トイレを探すとき、男女とかは関係なく、清潔なトイレでなければ避けてしまう人も多いと思います。
 
 つまり、トイレ使用の問題は性別よりも公衆衛生の観点の方が問題です。
 
 ひと昔前の男子トイレはとても不潔で、和式はまだしも洋式便座には抵抗感がありました。
 
 男性の立場では、きっと女性トイレはキレイになっているんだろうな、と思ってました。(実際は分かりませんが)
 
 逆に女性はどう思っていたのでしょう?男は立小便をするので、男トイレは汚いと思っていたのではないでしょうか。
 
 ・・・実際汚かったのですが・・・
 
 話を戻すと、、、
 
 ネット上で判決に危惧する声として、変質者がトランスジェンダーの仮面を被って女子トイレで犯罪行為にはしるのでは・・・というのも
 
 想像するに、、、見た目男性の方が女子トイレに入って行ったら、入って来たら、現在の感覚では、周囲は警戒するでしょう!それだけで抑止効果が発生すると想像できます。むしろ、今のところ〃権利意識〃の強い主人公は、よほどの勇気をもってトイレに行くでしょう。
 
 このような例えは市井の公衆トイレでの想定ですが、どうも争われた内容では、職場のトイレの話のような・・・
 
 もう、それは家庭のトイレと同じでしょう・・・

 
 裁判官が諸外国や世論、様々な条件を深慮して出した判決なのだと思いたいです。