びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

学校ITはどこに行くのだろう

 昨年の夏にKdsystemを埼玉県内の高校に郵便で紹介させていただき、意見や要望を幾つかいただきました。システム自体の課題は今後改善するとして、一部の学校で業者ソフトを使っているのを除けば、多くはエクセルなど使って苦心していることが伺えます。そのような現状を生の声で得られたことは有意義でした。

 埼玉県では「提案制度」のようなことを毎年やっていて、一昨年、この教務処理ソフトのあり方について、何らかの組織を作って全県の現場の状況を集約し、多くの知恵を結集して汎用で使いやすいソフト開発をしてはどうかと提案させてもらいました。残念ながら、その後何の動きもないのですが、現在学校にはパソコンは配布されましたが、教職員の業務を効率化するソフトは何も配布されていません。この種のソフトは直接生徒を指導するツールとして機能します。ITの活用=教育効果の向上を考えるのであれば、行政レベルでも早急に企画すべきテーマであり、そのためには現場の実情把握が不可欠なわけです。

「総務事務システム」のような、教職員の服務管理システムは大急ぎで動き出しましたが、何のための学校IT化なのか、私には、どうも理解できないでいます。