びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

票割れ選挙

 
 どうせ“また”、です。
 
 
 都知事選候補者選定が動きはじめています。
 
 
 有力な個別候補者名は控えますが、都知事選は昔から候補者が乱立するので、今回またそうなっても誰も違和感はないかも知れません。
 
 
 しかし、東日本大震災、つまり人類史的悲劇となった福島第一原発の爆発事故後、国政選挙、地方首長選が幾つもありましたが、景気回復が最優先課題となって、何かお金が動きそうな公約を選択する傾向が続き、ともかく景気と雇用重視の意識がつくられました。
 
 
 この春の消費税増税インパクト前に、賃上げアドバルーンも上げていますが、ここに来て、「景気と雇用」は少し後退した感もあります。
 
 
 「右傾化」が取り沙汰される現政権の評判も影響しているでしょう。
 
 
 汚染水問題が解決しない現況下で、脱原発の議論はくすぶり続けていますが、これが再び選挙の決定的争点になるかどうかは判然としません。
 
 
 いよいよ2月の都知事選に向けて候補者が出そろって来るでしょうが、経済対策のような“棘のない公約”では候補者の違いの判断ができず、一方脱原発も、それを中心柱にする候補者と、“つまみ程度”に入れる候補者とに分散し、結局、原発争点も再び票が分散してしまって、誰も当選できず、脱原発ついて決断力のない首都のリーダーが再び選ばれ、「再生エネルギー社会」の到来はますます遠のきそうです。
 
 
 そろそろ知名度投票のような、中身のない選挙を脱しないと、ますますどうにもならなくなりそうです・・・。