どうしてそうなるのか、本人の弁、
「地球を丸く見るのが涙が出そうなくらい楽しみ」
なのだそうです。
宇宙飛行士は税金で宇宙に行きますが、この人は自分の資金で行かれるのだからスケールが違うとも思います。
ある新聞記事で、"そんなこと"より世界の大富豪のように慈善事業寄付でもしたらどうかとありました。
どちらにしても、大多数の庶民には手の出ない世界の話です。
一つ言えることは、人間という生きものは意志実現のために様々な手段(行動)を手に入れられる存在だということです。
この惑星上の生物の中で、最もその性質が強い存在かも知れません。
すごいなぁ、と思うのは、
大航海時代の船乗り、エベレスト初登頂者、人類の月面着陸、はじめて走力100m10秒をきった選手・・・、
そして、それが、
人類の行動の結果、それが子孫達に伝達(拡散)されて、そしてすべての人間がそれを情報として共通に手に入れて、それがどのようなことであるかを学習し、当の先駆者と同じ経験を理性によって獲得(イメージ)できてしまうという、これは種としての高度な"進化力"につながります。
つまり、宇宙に行かれる当の本人でなくても、私たちは宇宙から眺めた丸い地球をイメージ出来るということです。
創造力の所以です。
これは日常生活の中にもあります。例えば観光地旅行などは、たとえそれが初めて行く場所でも、事前に獲得している情報の追体験であることが殆どです。
本物を見るのも情報として獲得するのも、脳細胞にとっては大した違いはないともいえます。
まして、今騒がれているAIなどは、まさにすべてが情報として処理されているのですから・・・。
では、人間として、
どういう行動に"本当の価値"があるのだろうか?
示せる絶対的解答はないような気がします。