びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

国慶節

 10月といえば、少し前は"爆買い"が話題になってました。
 
 中華人民共和国1949年10月1日 北京天安門広場中国共産党毛沢東主席が建国を宣言しました。
 
 中国の建国記念日ということですね。
 
 まだ70年たってません。
 
 中国ではこの休日を利用して旅行など大勢人が動きます。ということでお金が動く日ということです。
 
 それにしても、中国の建国記念日が日本の経済に好影響をもたらしているというのも、面白いです。
 
 何故かって?
 
 中国の建国記念日=日本の敗戦からの流れ、なので、
 
 この図式は、"日本の敗戦のお陰で今中国需要が起きている"ともいえるからです。
 
 他にも、アメリカ合衆国=1776年7月4日→盛大にお祭りします!

 ついでに、"世界の建国記念日"で検索して見てください。殆ど独立記念日的なものばかりで、"なにかとたたかって建国を勝ち取った"みたいな日なんですね・・・。
 

 日本の「建国記念日」はどうなんでしょうか。
 
 これは珍しいです!
 
 紀元前660年1月1日(旧暦)=今は2月11日
 
 休日にはなってますが、経済効果はあまりありませんね。
 
 何故?
 
 紀元前660年って、縄文時代です。
 
 だからなんでBC660なの?
 
 
 実は皆さんがよく知っている、"今年って何年"?
 
 「えーっと、戌(いぬ)でしょ」のやつです
 
 
 元々中国の暦法の一つであった「干支(えと)」の十干十二支(じっかん、じゅうにし)、十干( 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・ 癸)と 十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)、これが10個と12個の組み合わせなので、頭から組み合わせていくと、十二支が2つ余るので、そこで十干先頭の甲、乙・・・と、2つづつずれて組み合わせていくと最後60通りになります。
 
 なので、自分が生まれた年の干支は60年後再び訪れます。

「還暦(かんれき)」ですね。
 
 すみません(-"-)、若い人向けの説明です。
 
 
 要するに、古代中国の暦法、予言説の中で、辛酉(しんゆう)の年には革命的なことが起こるということで、60年に一度の辛酉の年を繰り返し遡っていくと、BC660年に古代日本でも大きな出来事があった・・・、という説明なのです。

 この辛酉という年が日本最古の歴史書日本書紀」の中の重要な記述のところで出てくる・・・というこじつけ。
 
 殆ど・・・"意味不明?" ですよね。
 
 ただ、一ついえることは、中国の暦法に依拠(いきょ)しているということが腑に落ちません。
 
 いいんですか、隣国の大昔の暦にたよって日本の建国記念日を決めて!
 
 ということですね。
 
 話になりません。
 
 なので、"建国記念日に反対"という人たちもいます。まぁ、それには別の意味もあるのですが、今日はそういう話題ではないので・・・。
 
 ともかく、一部の人たちを除いて、よその国のように国民が大騒ぎして楽しむような日になってないのは、そんな成立の経緯があることも確かでしょう。
 
 どうして、こんな訳の分からないことになっているのか、少し考えてみるのもいいのではないかと思うのですが・・・。
 
 それはタブーなのでしょうか?
 
 いや、少し見えてきていることが、感じられます・・・。

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