びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

生物学的人間

 哺乳類→生物進化論的な分類で最も進化した存在?
 
 霊長類→人、猿を含めて生物の中でレベルが高いらしい
 
 ホモ・サピエンス→人類の中でも現代人類を含む地球上の生物の中で最も支配的能力を有する種。
 
 身体特性→寿命は最長100年前後、走力最速40km/時、

 
 ・・・・ちょっといい加減ですね・・・。
 
 ただ、

 人間も他の生物と同じで、この地球上でしか繁栄できない存在で、"最も支配的能力を有する"といっても、他の生命と全体で成り立つ生態系に頼らざる得ない、実は支配的でもなんでもない種の一つです。
 
 固体死の必然、種全体の滅亡の必然からも逃れられない儚い存在です。
 
 必然であることは、誰でも知っていることです。
 
 一方、必然から逃れよう逃れようとする防衛本能を持つことは他の生命にもある性質です、が
 
 想像ですが、他の生命は、自身の必然性を認識していないのではないでしょうか?
 
 それを人間だけが認識しているとしたら、
 
 その部分だけが"最も支配的能力を有する"という意味につながると考えられます。
 
 自然界成り立ちの法則と人類の関係は分離はしていませんが、人間は"自然界を対象化する"ことで、自分たちが自然界の創造についても"追体験的"に立ち会えるかも知れないと感じているようです。
 
 でなければ、「科学技術のために」、飢えに苦しむ同胞を見捨ててでも莫大な資金を投入はしないでしょう。
 
 その副産物として過去の人類よりも"快適"な生活を送れる人間も増えましたが、一方では他の生命同様の弱肉強食を同じ種どうしの中で繰り広げ・・・つまりは"最も支配的能力を有する"といいながら、他の生命以下の"下等性"からも出ることができません。
 
 それが事実である証は、一所懸命に進歩だ進歩だと、、しかし結果的には自らもろとも環境を破壊し尽くす運命にあります。
 
 ですから、人間は

 あるべき進化を止めてしまった種なのでしょう。
 
 "あらゆる生命の中で最も下等"な生物であると知る必要があります。


 これは自虐思想ではありません。正しい認識です・・・。