びーすけ工房でひとやすみ

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グッドドクター

 フジテレビ系で放映されている医療系ドラマです。
先日放送された第7話では13%の高視聴率でした。一話完結で、医療現場の困難なテーマを主人公の活躍で「解決」する感動ドラマです。
 主人公の新堂湊は人間関係が苦手な自閉症ながら、医療知識の驚異的な記憶力によって、医療判断の緊急局面で的確な治療方針・方法を指摘し、最初は理解者である院長以外は偏見的であったスタッフからも次第に認められていくという話の流れです。
 
 記憶力というのはどの分野で働く者にも必要ですが、こと生命にかかわる仕事は一層の記憶の量と質が求めら、さらにその知識を状況に応じて的確に繰り出せるスキルも要求されます。
 
 現代、あらゆる情報が真偽の判定をされないままに"手のひら"に拡散される時代となり、その発達で紙媒体の情報収集手段が後退しています。
 
 このドラマから想像されるのは、AI時代が幕あけし、人々の生活のあらゆる分野に、情報や知識が進化した機器によって動体的に活用され、このことは医療現場でも同様であろうということです。一人の医師の記憶量では対応できないような症例に突き当たっても、傍らにその情報を瞬時に繰り出して解決方法を提示するシステムが一般化されれば、このドラマに登場する主人公のような奇想天外な話は、どこでも実現される近未来の話なのかも知れません。   

https://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/