びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

これも"似非人権"?

 最近、居住している自治体でコロナ陽性者がじわじわ増えていて、自治体のHPで性別、年齢、職業などが発表されて、感染者の累計などが公開されてます。
 
 先日はよく買い物に行く大型スーパー併設の店舗で店員の感染陽性が公表され、いよいよの"身近感"が漂いはじめてます。
 
 街ゆく人々は殆どがしっかりマスクをして、所謂「新しい生活様式」に気を遣っています。
 
 
 ただ、ちょっと行政の対応に違和感を感じるのは・・・
 
 陽性者が出たときに、上記のような情報は公開されますが、その方の行動の詳細はまったく公表されません。微妙なプライベート情報なら致し方ありませんが、まったく何も公表されないことで、周囲でも疑問と不安の声が聞こえてきます・・・。
 

 当然といえば当然です

 
 本日(9/11)公表された方の場合、感染したのは9/1だったと発表されてます。この10日間の足取り等は一切発表されてません。
 
 
 ここで、「人権」が出てきます
 
 
 感染したくて感染する人はまずいませんが、"不用意に"感染することはあるでしょう。そういう"軽率さ"に対する批判や嫌がらせが問題になってます。
 
 なので、そのような、"人権を無視した感情"で人を傷つける人がいる以上、現在の役所のとっている公表形態は致し方ないのかと・・・
 
 
 それにしても、SNS?とかで、人を攻撃することに快感を覚える人が、こんなにもいるのでしょうか?
 
 何となく理由は分かりますが・・・本質論になってしまうので
 
 
 思うに、「行動情報」について、もう少し公表しても良いと考えます。そのことで、これだけ真面目に新しい生活様式に努力している人たちも、より自分の行動計画が立てやすくなるでしょう。一方、感染した人は、それなりに自分の行動に対しての"後悔"もあるでしょうから、その気持ちを感染防止に方向付けて、可能な限りの行動記録の公表に協力的であっていいと思います。
 
 隠そうとすると、自身への攻撃も許してしまう部分もあるのではと・・・

 
 
 「人権」のあるべき形とは
 
 
 自身を守るために他者を守る
 
 他者を守ることと自身を守ることは同義
 
  です!
  
 
 無数の人間が共存していくには、この単純化できる行動原理を普遍化する以外にはありません。
 
 それ以外の"小手先の人権"は似非人権です。