びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

フライトシミュレーターと僕

 と、いうタイトルで25年程も前にそんな一文を書いたのを覚えています。
 
 その頃自分のPCに入っていたマイクロソフト・フライトシミュレーターのバージョンは、、確かVer.6
 Flight Simulator for Windows95 という商品名でした。
 
 パソコンをはじめて5年ほどたってました。
 
 ビジネスソフトではExcel95が売れていて、これを学校に導入して活用し始めていた頃でした。その3年後にはインターネット開通で校内LANを張り巡らせてました。

 
 そして、自宅のパソコンに関しては、フライトシミュレータのグレードアップとともに、進化させて行きました。
 
 子どもの頃から飛行機が好きで、プラモデルも随分作りましたが、パソコンの使用開始と子ども時代からの興味が合体し、、、、
 
 ついに、こんな歳をとった今でも、物語は終わりません!
 
 マイクロソフト・フライトシミュレーターはその後、ほぼ2年おきに進化し、98→2000→2002→2004→X(2007日本語版)とバージョンを上げ、4年に一度くらい自作パソコンもパワーアップさせてきました。
 
 ところが、このXバージョンから14年パタっと開発は止まり、私のPCもこの10年進化しなくなりました・・・。
 
 一方その間、世の中スマホネット時代となり、高速回線が手のひらとつながってしまいました・・・。
 
 完全に忘れ去られたかと思っていたフライトシミュレーター。一定の愛好者の存在はネット上でも感じていて、上級者が開発する風景や航空機のアドオンソフトなどもいただきながら、時々は"空を飛んで"いました・・・。
 
 
 それが昨年、2019年7月、MicrosoftXbox Game StudiosとAsobo Studioは次世代Microsoft Flight Simulator 2020、FS2020)を2020年8月18日に発売すると発表し、イメージビデオなども公開しました!
 
 そのビデオを見る限り、AIを導入して全地球の空港、自然や街並み、高精細でリアルな風景を、この年月の間に進化した映像テクノロジーを駆使し、まったくに次元の異なる商品としたのです。
 
 そして、先月18日、この"ゲームソフト"は、ダウンロード販売(ディスク数枚には到底収まらない150GB)開始となり、3種類(Standard$59.99、Deluxe$89.99、Premium Deluxe$119.99)のグレードが楽しめるようになりました。
 
 ただし、このゲームを楽しむには、それ相当のPCスペックが要求されるので、私も大きな出費を覚悟したのですが、発表された要求スペックが思いの外"平均的"であるので、メモリの倍増と、PCで映像処理を担うグラフィックボードの交換程度で何とか済みました。有難いことに、これらのパーツもネットで廉価で手に入る時代なので、幸せなことです。
 
 そして購入するソフトも、3種のグレードの差が、①手作りの詳細空港の数と②収録航空機の数の違いだけなので、リーズナブルなStandard Editionにして十分だったと思います。
 
 現在は英語版だけでマニュアルもなく、ネットで情報を探りながら、少しずつ理解を深め、操縦よりも、むしろ空や雲、山々、人々の暮らす街を大空から眺める醍醐味を楽しんでます。
 
 
 
 たまに山に行ったりして、リアルな自然を満喫するのが一番ですが、年月がそれを許さなくなれば、バーチャル世界の中で、かつて登った山やキャンプをした湖畔、車を走らせ巡った街と、そこに至る峠道、、、そんなものが4KPC画面で確かめられるというのも、、、正直、テクノロジーを否定するのも難しいなぁ・・・と感じてもいます。
 
 今、コロナ問題を巡って、そのテクノロゾーを駆使して人間どうしの新しいつながり方を模索する動きが促進されてますが、その"新しい手段"が、人々の心身の喜びを招来するものであることを祈るばかりです・・・。

ーーーフライトシミュレーターの歴史ーーー

www.youtube.com

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