びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

自然とたたかう

 コロナは災害と言う人がいます。
 
 そうなのでしょうか?
 
 
 太古より、人類は自然界の脅威と向き合ってきました。自然界に生息する獲物を求め、人間どうし″協同″するようにもなりました。この営みは現在も変わりません。
 
 高度な知能は自然界の化学反応に気が付き、一つ一つの原因と結果を理解・蓄積して、やがて原因は企図に変わり、遂に私たちは″自然を利用″できる存在になりました。
 

 近年、気候変動によって大気温度が上がり、誰もが環境変化を感じています。人命脅かす災害が毎年繰り返すようになり・・・
 
 ついに、やっと、その原因は、人間の営みににあると叫び始めました。
 
 となると、これは人災ということになります。
 
 
 西洋科学は自然とたたかい、人間を苦しめるあらゆる恐怖から逃れるための″道具″も手にしました。
 

 しかし、″古き教え″によれば、その知恵は同時に″原罪″でもあると、、、
 
 その罪から解かれるために、神への信仰が叫ばれ、唯一神を拝みます。自然すべてを神が創造したとすれば、その自然の苦しみから逃れるには、自然を作った神の許しを乞うしかない。
 
 
 これは宗教の話ではありません。
 
 自然と人間の関係性のことです。
 
 
 となると「自然とたたかう」というのは、自然を創った神とのたたかい。
 
 でも人間存在も自然のひとつであるので、自然とのたたかいとは、結局、人間と人間のたたかいということになります。
 

 小惑星が地球に衝突するとか、巨大地震や火山の大噴火など、絶望的レベルの災害はいつか必ず起こるとしても、
 
 目の前に起きている災害は、人間が原因であると思うことが科学の真実であると。
 
 これは自然とのたたかいではなく、人間とのたたかいである、それは人災であると結論付けられます。
 
 人間は協同する生き物です。このことにも協同する努力を起こすことが、すべての人間の利益につながるものであると知るべきです・・・。