学生時代に知った言葉を思い出しました。
有名な言葉ですが・・・。
イギリスの民主主義の底流にある思想かなと、勝手に理解してましたが、、、ろくに本読まないので
どうも、今度お札におさまる渋沢栄一の「道徳経済合一」の理念が近いかなと思います。
要するに、何故渋沢がお札になるのか?
日本国民は、考えているのだろうか?
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」放映がコロナ禍真っ最中でオリンピック騒ぎもあり、少し考える機運を削いだかも知れません・・・。
劇中でもありましたが、三菱で有名な明治の政商岩崎弥太郎のような立場とは異なった経済ビジョンを持っていた渋沢栄一
最近、MRJジェット旅客機開発の頓挫、H3ロケット初号機の打ち上げ失敗など、三菱重工ブランドに影が差してますが、三菱財閥に象徴されるような日本の経済の在り方も、この格差社会問題を前に、来年から使われる渋沢栄一のまなざしが国民にどう映るのか、、、少し興味がわきます。
世界史を少し読むと、議会制の民主主義の発達と資本主義経済の発達は車の両輪であることが分かります。
最大多数の最大幸福
この言葉の背景に「功利主義」という意味があると書かれてます。
功利主義は言葉の響きで誤解しそうですが、「公益主義」とも訳されるようなので、実際には、選挙によって国民から選ばれた政治家が、社会全体の利益、幸福を追求する理念だと理解できます。
すなわち、経済社会の発展=資本主義の発展と定義すると、選挙によって選ばれた政治家がその実現目的のために資本主義を唱道し、最終的に出てくる利益を還元しようとする際には、最大多数を意識の中心において分配しなければ、最大幸福も実現できない!
自民党は資本主義を支持する人々の政党
というか、今では共産党以外の政党で資本主義を否定する政党はないでしょう。(宗教系・・・わかりませんが)
資本主義は、資本と労働力で形成される経済の形ですが、歴史的にマルクス以来、この二つは資本家vs労働者 と対立的に説明されましたが、今では労働者も資本家になろうと思えばなれますので、資本家=金持ちだとしたら、労働者も金持ちになろうと思えばなれます。
資本主義=自由主義経済とも表現されます。
ただし、自由には能力の差が発生し、ゆえに、、、放っておけば必ず〃格差〃が発生してしまいます。
これは、今の日本社会もそうですが、悲劇的です・・・
経済(資本主義)と政治(民主主義)は車の両輪
経済は右輪 政治は左輪
車=最大多数の最大幸福への乗り物
現在を直視すると、左輪が完全に″脱輪〃しています!
それを、運転手である国民が放置したまま走行しているので、ついに右輪も破壊されはじめてます・・・・ボロボロに
功利主義は18世紀頃のイギリスの思想家ベンサムが語源だそうですが、
どうやら、ベンサムが嘆いている、、いや笑ってるかも知れません・・・