家庭菜園を借りていて、この暑さ故、夜明け前に起きて、ギリギリ日の出時刻に畑の草刈りをはじめようと・・・
畑に行って、作業の手伝いをしていると、苗仕立ての棒の間に朝の陽を受けて目立つ蜘蛛(クモ)が巣を張っていて、どうやら獲物を捕まえ朝食中のようでした。
捕まっていた獲物はどうやらコガネムシのようで、養分を吸われてしまってもう原形を留めていません。
かわいそうにと思うと同時に、いやクモもなぜかはかなく思える・・・
あとで調べたら、これはナガコガネグモなのでは(グーグルに聞いて下さい)、畑などに巣をかけるようですが害虫ではないようで、一方喰われてしまったコガネムシは幼虫が農業害虫のようです。
コガネグモがコガネムシを喰ってる!
害虫というのは人間の都合なのですが・・・
古い家に住んでいると、けっこう屋内に大小クモがいます。私は見つけても退治しません。あまり愉快でない他の虫を捕食してくれる益虫だと思っているので、、、
そんなクモの顔をみると、けっこう滑稽な顔をしていて笑えます。
生活の中で、暇に任せていろいろ観察していると、同様なことがあちこちにあって、
実は人間世界のことも、その一例に過ぎないと感じています。
益虫であったり害虫であったり、強いものが弱いものを食べていたり・・・
たまたま自分は人間に生まれてしまったというだけ。
せいぜい、そんな一種であると観察していると、実に人間も滑稽で気の毒におもえたり、哀れを感じたり、
コガネムシを食っているクモが、まるで人を食っている人に見えるとしたら、、、
?・・・?
ここ数日、南の海で大きな台風が居座って人々を苦しめてます。
巨大と思えるこの天体のすべて、小さな昆虫の世界も、そして人間世界も同質だと分かります。
残念ながら、それを分からない人たちの本能が生命の不幸を招いています。