日本の個人の金融総資産額が2115兆円になったと報道されました。預貯金よりも主に株式、投資信託の残高増が背景にあるようです。
ついでに、反対に日本の財政赤字、つまり国の借金は1200兆円以上ですね!
敗戦直後の1946年2月に政府が断行した「預金封鎖」を思い出します。私が生まれる前の歴史ですが、そんなことがやられたんですね!!
個人の預貯金の引き出し額を世帯主で現在額に当てはめて12万円までと定めたそうです。
こんなことが実際予告されたら〃取り付け騒ぎ〃で銀行パニックになりますから「勅令」(当時は憲法改正前だったので天皇の命令として)が突然発令され、戦争時代は黙って天皇(神)に従っていた国民なので・・・
軍事費で膨れ上がった国の借金を国民から剥ぎ取ろうというのは、、、今の日本だったら、政権交代になるでしょうか・・・?
ところで
そして現代
高齢者を狙って現金を騙し取る犯罪が絶えません。毎日定番でニュースや啓発番組が放送されていて、観る側としては、
えっ、なんで騙されるの?
なんで、そんな大金すぐ出せるの?
周囲の人は知ってたの?
?????
と、他人事のように疑問を感じてしまいます
現在、日本の家計の平均貯蓄額は1000万円前後で、これはあくまで平均なので、それに遠く満たない「貧困家計」、一方1億円を超えるような「超家計」も存在してます。
まさに格差ですが・・・。
自分のこととして、冷静に考えてみると、
ちょっと、思い当たることが、
先日、わけあって自分と知人のスマホを買い替えることになり、街のスマホショップに〃別々のタイミング〃で自分は「乗り換え」、知人は「新規」で購入しました。
どちらも、店員との相談、そして契約手続きで2時間以上冷房の効いた店内で商談~契約を完了し、即日真新しいスマートフォンを手にしました・・・。
この一連のやりとりを整理してみると
私は数年前からスマホを使ってますが、使いこなしたPCと違って、スマホの小さな画面では調べものも苦痛で、通信手段としてしか使いません。
PCを組み立てていた頃は部品の性能と単価までこだわってましたが、〃一体成型〃のスマホはそんな余地はなく、そもそも売買方法、契約内容等々、店員の説明のまま、ともかく機種に拘らなければ〃1円スマホ〃とかで、、、
これって、たぶん騙されてはいないようだ
と、
それで、
あることを理由にガラケーも〃拒絶〃していた知人にスマホ購入を勧め・・・紹介者~購入者プレゼントなんかもあり(これは販売の手助けか?)
めでたく契約完了、また一人高齢者スマホユーザーが増えました。
これって、たぶん騙されてはいないようだ
スマホ生活のはじまり、、、という対価があります。
高齢者を狙った特殊詐欺に対価はあるでしょうか?
「あるわけないだろっ!!、犯罪だぞ、人を騙して」と聞こえてきます。
詐欺罪までなら、、、、傷害・殺人
思えば、帝國日本政府は、さんざん戦争で人を切傷し、殺人では310万人
そして戦後は戦時国債発行の詐欺罪帳消しの預金封鎖でごまかし、
殺人罪では戦争責任で28名の責任者が訴追され、内7名が死刑になりましたが、生存者の多くがその後政界にも復帰し、その子孫が今も政治家をやってるみたいな・・・
話が混線しましたが、
要するに、「対価」があれば、もちろん生命にも暮らしにも意味があって、人々は小さな幸せを感じられます。
必死に蓄えた金融資産が、その個人、そして社会全体に豊かな還元をもたらせ、その対価に意味がありますが、
今の政治は、国民全体・すべての個々の家計を成り立たせず、なにやら一部の「特殊利益者」を擁護することに傾き、高齢化と少子化をいたずらに加速させてます。
なので、「超家計」はますます守りに入り、「貧困家計」は戦前戦後の社会同様に、生命を脅かされ、僅かな資金さえも奪われる・・・
これ、すべて国家(政府)の犯罪としかいえません。
なので、安心できる〃良心的な対価〃が分配されなければ、孤独な老後に眠らされた貯蓄は動かず、〃あたかも対価〃と思える出来事、事件があれば、そこにドッと資金が動いてしまいます。
特殊詐欺への最良の解決策は、資金を貯め込まなくても安心な生涯を過ごせる社会を充実させることしかありません。
高齢社会が″安全→安心〃がただの常套句に終わらないように、個人が金銭に依拠しないで過ごせる本当の福祉社会を設計しなければなりません。