たしか、、、
これは新約聖書の言葉でしょうか?
その関連で検索すると、でてきます、次々
このことを、日本という国の歴史でちょっと考えると、
この言葉はこの国のことだなと思えます。
聖書的には、″持つ者は悲しい存在〃となります
今世界で起きている無残な出来事のすべての原因であるとも気づきます。
私には宗教的信仰心はありませんが、言葉を科学的に考えると、
「ああ、だから日本は救われたんだと」と納得できます。
幕末~明治維新史観では、徳川を倒して文明開化、そして富国強兵、立憲君主国家を成し遂げた〃薩長の英雄〃第一世代は美化され、その後の間違い→第2次大戦の無残な敗北は昭和以後の新興財閥と軍部第二世代の横暴、無知無能が招いた過ちと、大体そんな感じのまとめ方かと・・・
このまとめ方を分析すると、第一世代は「持たざる日本」を自覚していてその″弱い立場〃をむしろうまく利用して、媚びへつらいながら、「国民国家」の近代的発展を〃手作り感覚〃で進められた→ むしろ日本の立場を世界に知らしめた
一方、第二世代は「持てる日本」への可能性を誤解してしまい← むしろ海外勢力からの〃警戒の圧力〃を高じさせてしまった・・・
その結果としての、無残な結果!
アジアの歴史を広い視野でみると、
日本は欧米型資本主義へ〃すりより〃
大国中国は、もともと「持てる国」であったがゆえに初手から欧米との確執を生み、内乱や日中戦争の結果として共産主義革命へ、
実はロシアも「持てる国」であったがために同じような破局に見舞われ共産主義革命(ソビエトの成立)に向かい、
しかし結果として、この二つの「持てる共産主義大国」は、欧米との冷戦の末、戦後アメリカ主導の〃国際資本主義〃に敗北し、ソビエトは解体、中国は「改革・開放」を余儀なくされました。
この約一世紀、日本は何をやっていたのでしょう。
「持てる国(一等国)」になったつもりで振る舞い、コテンパンにアメリカに殴り倒され、仕方なくそのアメリカに従い、土地を提供し・・・
以後、
しかし、元来「持たざる国」であったことの質素倹約、勤勉努力の結果としてアメリカの庇護のもと、資本主義世界第2位の「経済大国になった」なってしまった
なので、再び、日本は「持てる国」と勘違いしてしまう人たちが増えてきてしまった・・・
そもそも「持てる国」の持っている物は「資源」に他なりません。アメリカを見ても、現在のロシアを見ても、そして「改革開放」の中で「戦後日本の成功」の良いとこ取りで経済大国に躍り出た中国にしても、
その広大な財産の独り占め
だから強い!
日本は、完全に「持たざる国」
日本が真似をしたイギリスは、大昔は世界制覇して全世界に英語をばら撒きましたが、現在は〃あんな感じ〃です。
ひと頃、″イギリス病〃といわれました。
なので、現在の日本も″日本病〃な訳です。
滑稽なことに、20世紀的資本主義経済、これは〃侵略的資本主義病〃なのですが、中国なども、これを警戒した習近平になって、同じ症状の〃中国病〃の疑いが出てきてます。
そして・・・
全地球的環境変動が、「持てる国」をじわじわ締め上げ始めてます。
気の狂った指導者たちが、″持てる国の病気〃をさらに重症化させて、政界を混乱の渦に巻き込もうとしています。
今、日本はかつて260年間維持された江戸時代に戻ろうとしてます、これは無自覚かも知れませんが、
「財の余らぬように、不足なきように」
「生きぬように、死なぬように」
まさに「持たざる者は幸いである」
私たちは、今、無自覚にその中に平穏を求めはじめています・・・。