びーすけ工房でひとやすみ

思うことをびーすけ工房からお送りします。

2019-01-01から1年間の記事一覧

大きな世界と私

毎日、家事と木工。閉じこもったような小さな世界で生きている。ただ、そんな私が守られているとしたら、大きな世界がかろうじて安定しているから・・・ 戦後に生まれた私はこの国の戦争を体験していません。ただ、歴史は勉強できました。 1931年、昭和…

退職して3年目

定年後も再雇用等で働く人が増えています。 学校教員も現役時代それなりに消耗とストレスのかかる仕事をしていた割には、8割近くが再任用で続行しているようです。其のうち2割がフルタイムで残りが週3程度の雇用形態です。 私は60歳できっぱり退職し再…

大化の改新

昨日の話のつづきではありません。古代史の謎です。 みなさんご存知のとおり、大化の改新は中大兄皇子(天智天皇)が中臣鎌足と謀って″朝敵″蘇我一族を直接滅亡させた出来事です。教科書ではクーデターとは扱っておらず、″天皇政治の復権″的な意味合いで説明さ…

「令和」の時代

「れいわ」と打ち込んで、一発変換しました。 いつの間にか勝手に変換システムが更新されたのですね。 何か、これからの時代を暗示するような感じです。 思えば、「令」は″りょう″とも読みます。古代政治の律令の令だと誰でも知ってます。法令、命令、令状、…

上野村訪問

早春に冬の名残の風の中、群馬県上野村を訪ねました。 上野村と聞くと、34年前のJAL機御巣鷹の尾根墜落の惨事を思い出してしまう。昭和時代最後の頃の人命にかかわる最大の事件でした。静かな山村は騒然となり、そして今日なお犠牲者を弔う人々の記憶が…

否定の否定

難しいのは分かっています。 人それぞれですが、今の社会を覆っている表現しにくい重苦しさの中に置かれていると、どうしても考え方が否定から入っていってしまいます。 「ダメ出し」 いやな言葉です。それが″改善″につながるという表現でもあるのですが、一…

自制と無欲

前者は欲望はあるが理性的に振舞えること 後者はそもそも欲望を持たないこと さて、どっちが正しいのか? しかし、人間には両方の感性が付きます。でなければ人間ではありません。 前者は様々な方法によって身につけられるので、身体苦痛や強度のストレス、…

ものごとの解決

木工旋盤回転計の復旧で学んだことです。 大げさな例えでは、小惑星りゅうぐうに着陸成功した「はやぶさ2」のプロジェクトには大勢の人々がかかわっていて、チームではあるけれどもそれぞれが知恵を出し合って・・・というのがありました。 旋盤回転計の問…

自分を落ち着かせる

先週、木工旋盤の電気系統が損傷し、愚かにも修復のための試行錯誤を一週間繰り返してた・・・。 代替部品で試行錯誤→結局失敗! 販売元に問い合わせて、純正部品を取り寄せ これで、一応は作業復旧は可能となったが、モーター回転計の故障は解決出来ず、そ…

「6割以上が応じていない」 

たぶん、これは今年最大の争点になりそうです・・・。 首相は、「全国の自治体の6割以上が自衛官募集のための対象者名簿を防衛省に提出していない!」 と興奮気味に国会で答弁しています。 それと、ある自衛官の子どもが、「お父さんは憲法違反なの?」 「…

管理部門の劣化

ここ連日、厚労省の「勤労統計不正調査問題」が報道されています。 ″成熟した社会″のなれの果てともいえます。 勤労者という言葉は、″勤勉に働く労働者″と表現できます。 この圧倒的多数の人々の尊さは、その存在なくして平和で満ち足りた社会は存在し得ない…

小さなモノ達の話

昨年末に家の片づけをして、この家に住み始めてから30年以上の様々な″もの″を整理しました。 ″物″にはそれぞれ「属性」があって、整理することは一方で捨てることも伴うので、その判断を下す時には、いろいろ考える必要があります。 劣化してるとか、汚れ…

老後の家計

高齢化社会で、切実な問題になっていると思います。 週刊誌などで毎週のように特集記事にして読者を誘ってます。 稼ぎのなくなった立場からすれば、年金だけでやって行くことへの不安は当然あるので、どうすればやって行けるかを考えなければなりません。 ち…

空を探して

目に見えるものではありません。 巨大な樹木が目の前にあるとします。 その木はどうやって生かされているのでしょう。 答えはそれほど難しくはありません。 地中に広く伸びる根によってです。 しかし、根は土に隠れて見ることはできません。その根を見ようと…

そして空になる  

″くう″になるです。 人生は概ね三つの展開があります。 青少年期・・・子ども時代 壮年期・・・・一所懸命働いてました 老齢期・・・・定年退職後ですか 今、この3番目の老齢期が外されそうになってます。 人生100年、″一億総活躍社会″ つまり、100年…

教育絶望工場

昔、鎌田慧の「自動車絶望工場」というのがありました。 今、自動車工場はもうロボットになってしまいました。 なんか、15年後くらいには、学校もAIとロボットになりそうです。 報道によれば、教員採用倍率が1.2倍まで下がってしまった自治体もあるよ…